2016年11月23日水曜日

モテる(Good gene)改善ポイント① ー表情と話し方ー

Good geneに見せるためには、どのようなポイントがあるだろうか。

人は第一印象で判断されることが非常に多いが、

”パッと見”ですぐに相手にGood geneとして良い印象を与える点は下記が挙がる。

女性関係だけでなく、すべての人間関係においてプラスに働くので、是非意識したい。

・顔の造形(目鼻立ち、シャープさ)
・毛(髪型、眉毛、ヒゲ、ムダ毛)
・臭い(口臭、体臭)
・体型
・身長
・姿勢
・洋服
・会話(表情、話し方、アイコンタクト、話の内容、ユーモア)



少なくとも、これらの点を人から”見られている”と意識するだけでも、

振る舞いは大きく変わってくる。


上記は、すべての項目について、間違いなく、努力次第で誰しも改善可能である。

逆に、芸能人やモデルは、この観点を常に意識している。

見てくれの良い同期のカレも、多かれ少なかれ、こっそり努力しているのだ。


以前の投稿で、口説きの流れについて記した。

また、今後合コンやナンパの仕方についても議論するが、

上記のGood geneに見えるポイントは、すべての場合でプラスへの影響をもたらすので、

常に改善し続けたい。

(これらの見た目が良ければ、それだけで”イケる”というわけではないが、勝率は間違いなくアップする)



今回は赤文字で示した”表情”と”話し方”について、効果のある改善方法を共有したい。


自分が人と話している時、自分の表情がどうなっているか、

あなたは普段気にしているだろうか?

風呂上がりに洗面所の鏡で見る自分や、電車の窓に映る自分は見慣れているだろう。

しかし、これらは基本的には”静”の状態だ。

話すことで口が動き続け、目や眉毛、首のかしげ方も変わる”動”の状態はどうなっているか?

実際、笑顔が思っている以上に歪んでいたり、眉毛が片方だけ上がる癖があったりするものだ。

また、楽しく喋ってるつもりでも、目が笑っていなかったり、目が泳いでいたりするかもしれない。

俳優・女優や劇団員などは、鏡にむかってセリフの練習をしたり、

笑顔の練習を欠かさないという。

そのおかげで、元から整っている”静”の顔だけでなく、

”動”の表情も人を魅せられるものとなり、ファンを魅了出来るようになるのだ。


まずは、ご自身の現状を是非チェックしてもらいたい。

オススメとしては、自分が人と話しているところをスマホの動画で撮ったり、

あるいはそれが難しければ、youtubeなどの動画を相手として見立てて、

リアクションしたり突っ込んでみる様子を、動画で撮ったりすると良い。



きっと、普段鏡で見ている”静”の状態よりもかなり気持ち悪いな、、と思う点があるはずだ。



しかし、それは同時に改善点があることでもある。

笑う時に、右側の口角だけが上がる癖があるなら、意識すれば良いし、

瞬きが多いようなら、それも意識すれば良い。



まずは、現状で思い当たる点を日々意識して、良い癖をつけていこう。

間違いなく、普段の仕事でも印象が良くなり、役に立つ。



上記は自分の欠点を潰していくひとつの手法であるが、

本当にオススメしたいのは、シャドーイングである。

これは英会話の勉強でもかなり効果があるといわれている手法であり、

英語スピーカーの会話を耳で聞きながら、リアルタイムで口ずさむ(影真似)ことである。

これにより実際の話し方の抑揚のつけ方だったり、レスポンスの早さなど、多くの点が一気に改善される。



純がオススメする、表情・話し方におけるシャドーイングとは、

ズバリ、「一般的にカッコイイ・魅力的とされる人の表情・話し方を影真似すること」である。

具体的には、youtubeなどの動画を流しながら、モニターの隣に鏡を置き、

動画と鏡(自分の表情)を同時にチェックしながら影真似しよう。


純が実際にやっている例としては、

老若男女問わず、世界を魅了するヒュージャックマンのインタビュー動画である。






どうだろう。

・コソコソすることなく、くつろぎ、堂々としていて
・メッセージを伝えたい場所では真っ直ぐ、相手の目を見て話し、
・笑う時はしっかり笑顔を見せ、シリアスなときは口元を引き締め、
・ヘラヘラと媚びる笑顔はない。
・手の動きのジェスチャーも堂々とした自身を感じさせる。


カッコイイ。と思うはずだ。


顔の造形だったり、言語や笑う場所も異なるかもしれないが、

是非、動画の隣に鏡を置き、所作のすべてをシャドーイングして欲しい。


英語なので、話していることは口パクだけでも、適当にしていれば良い。

”動”の状態の表情の作り方や話し方を、是非現状よりもブラッシュアップできるはずだ。




これを気が向いたときに5分でも行う習慣がつけば、貴方の表情・話し方は、

Good geneのそれにどんどん近づいて行くだろう。



くれぐれも、シャドーイングのモデルには”一般的”にカッコイイ、モテるとされる男を選ぼう。


自分が好きでも、世間一般にはイケてない、とされる人の真似をしたら、

あらぬ悪癖が付きかねない。

教科書を選び間違えると、マイナスの効果をももたらし得るのだ。



以上





2016年11月17日木曜日

口説き方 〜失敗例から学ぶ③:誘惑〜

前々回、そして前回と、

彼女をつくる、あるいは気になる女子と一線を越えるためのステップについて

実際の失敗例から考察を行った。



Good gene/Good dadを認識させることで「魅了」し、

相手に”ただのお友達”ではなく、”恋愛対象の男”として認識させ、

「信頼関係を築く」ことで、警戒を解き、心の距離を近づける必要性を理解した。



最後の一線を越えるための「誘惑」について、失敗例を元に考えていこう。





<ギアチェンジのキッカケ>


これまでの反省から、

Good gene/Good dadを匂わせることでデートにつなげ、

デートで親近感をつくり、信頼関係を作り上げることができるようになった。

しかし、なかなかそこから最後の砦か崩せないことにもどかしさを感じていた。



そしてまた、新たに合コンで出会った女子、ミカとの初デートに漕ぎ着けた。

(今日こそ...!)





アリサとの初デートで使ったお店と同じ店に到着。

雰囲気が良いため、それ以降はよく使っていたのだ。

行き着けの店では何より自分が落ち着くことができるため、

余裕が生まれて自然と堂々と振る舞える気がする。

(何より新規のお店を開拓する手間が省ける!)




アリサに比べると、ミカの純への食いつきは、そこまでな印象だった。

しかし、最初はあたり障りのない会話からはじまったものの、

すぐに兄弟や学生時代の話で共通項を探しに行った。

おかげで、兄弟構成や部活こそ違えど、

お互い受験で予備校に通っていたという共通項の発見をキッカケに、

一気に高校時代の話で盛り上がった。

過ごした場所こそ違えど、一緒に昔を振り返って、自然と笑顔が生まれていた。

駅で待ち合わせてお店に入るまでのむず痒いぎこちなさはすぐに消えていた。

アリサとのデートの時とはちがって、

ミカの警戒心は解けており、距離が縮まっていることを感じた。



もちろん、信頼関係だけが強くなって、”ただのお友達”に逆戻りしないよう、

Good gene/Good dadである一面をさりげなく見せることも心掛けた。


これまでモテなかった話など一切せず、

自分の中の少ないが、自信を持てる部分を、嫌らしく聞こえぬよう、さりげなく伝えた。

例えば、今の仕事はやりがいを感じており、前向きに取り組んでいることや、
(本当は、辛いことの方が多いのだが...)

学生時代に友達に勉強を教えてあげていたこと、など。
(本当は、たまたま得意だった部分を何回か教えたことがある、程度なのだが...)

前向きな態度や得意分野を、ミカの目をしっかり見ながら伝えたことで、

おそらく男としての自信が伝わっていた。




今日はイケる!!!






入店しから2時間ほどが過ぎ、退店を促された。

ミカは純を”男”として自分を見てくれている。

過去の思い出話の話題が尽きず、ミカはたくさん笑っている。

心なしか横並びで座る距離も入店時より近い。



ここで誘うか??

しかしなんというか、ホテルに誘うような大人な雰囲気にはなっていない。。



なんとかキッカケを掴もうと、純はミカに二軒目を打診した。



ミカは笑顔でついてきてくれた。






そして二軒目。

二軒目にくるとは想定しておらず、

新宿の店をあまり頭にいれていなかったため、

たまたま空いていた、大衆の少しうるさい居酒屋に入ることとなった。

先ほどまでのお洒落なムードとは異なり、合コンで騒がしいテーブルもあった。




それでも、ミカとは一軒目と同様に古くからの知り合いのようにたくさんの話をした。

会話は尽きなかった。





ミカの終電が近づいたため、会計を済ませ、退店した。




なんだろう、やはり一軒目と同じで、

とても「今夜どう?」などと打診する空気ではないのだ。

ミカは純とのデートを心底楽しんでくれている。

また会いたいとも言ってくれている。

しかし、今夜一歩踏み込み、ホテルへ誘う雰囲気ではない。



結局、ミカとは4−5回デートを重ね、正式に付き合った。

付き合ってからも、同じようにデートは楽しいものの、ベッドに誘うような雰囲気にならない。

最後は、旅行に行った時に、なんとなく、暗黙の流れで、

ふたりは初めて体を重ねた。



結果はさておき、純は、結局最後まで、自分からミカを”誘惑”できなかった。







前回までの反省を生かし、「魅了」と「信頼関係の構築」はスムーズにいっていた。

もし、当日にミカを持ち帰るためには何が必要だったのか?

答えは、彼女を”発情”させるスイッチを押すことだ。



もちろん、わかりやすいスイッチがあれば誰も苦労しない。

しかし、実際にHowは存在する。

まずはタイミングを見て、話題を”昼型”から”夜型”に切り替えていくことだ。

例えば、これまでの会話内容は、仲良い友達同士がするような会話でもある。

そこから、よりパーソナルな内容に踏み込んでいく。

・これまで一番好きになった人はどんな人だった?
・逆に、辛かった恋愛はある?
・人生で一番頑張ったことってなに?

など。


十分な信頼関係が築けた後に、パーソナルな会話をすることでさらにふたりの距離は縮まる。

これを皮切りに、彼女の過去の恋の話を引き出そう。

男がより性的な生き物であるのに対し、女はより官能的な生き物である。

男が視覚的な刺激に敏感だが、女は精神的な刺激によってスイッチが入る傾向にある。

この精神的な刺激の一例が、恋の話をすることだ。



彼女に過去の恋を思い出させることで、幸せや辛さをその場で疑似体験させられる。

これにより、恋愛モードに切り替えていこう。



時にはシリアスな顔で、時には笑顔で、相槌をうつ。

次は、軽く彼女に触れてみよう。

手が触れ合うことすらクリアできないようでは、今夜彼女を抱くことなど夢のまた夢である。

ポイントは、さりげなく、嫌らしくなく、徐々に。


例えば、最初はメニューを渡し、途中から一緒に覗き込んでみることで、

距離が近づき、肩や手がさりげなく触れるだろう。



またタイミングを見て、

笑ったときに優しく肩を小突いたり、

シリアスな話のときには、目を見ながら、そっと腕に手をやろう。


あくまで、下心が見えぬよう、さりげなく。

また、自信の無さが伝わらぬよう、サッと手を引っ込めたり、震えたりしてはダメだ。



こうしたボディタッチには、もちろん彼女も気づくはずだ。

しっかり「魅了」でき、「信頼関係が築けている」のであれば、

よほど固い子でない限り、ここで拒絶されることはない。

むしろ、少しずつ心と体の距離が近づいていく。

そして、少なくとも店を退店した階段やエレベータで手をしっかり繋ごう。
(もし、手を払われたのなら、必死な様子は見せず、お茶目に笑って軽く謝ろう)





手を繋いでくれれば、彼女もこちらを雄として認識し、

ドキドキし、言うなれば発情している。

もちろん、男側が頼りなくあたふたしてしまっているところは見せてはいけない。

Good geneとして自信を持ってエスコートしているように、見せなければいけない。




もはや「誘惑」は始まっている。

最後は彼女の建前や貞操観念との戦いだ。

ここまでこれたら、相手も”もしかしたら、今日来るかも”と察し始めている。



どうだろう、

冒頭の失敗例とは異なり、しっかり場が整っているのがわかるだろう。

そして最後は、相手が安心して身を預けられるよう、

勇気とともに自信を持って、提案をもちかけるだけだ。

この提案は、彼女になって欲しいという告白でも、ホテルへのお誘いでも

望む選択肢をお好きに選べば良い。

もしもホテルへの誘いを選ぶのであれば、

事前の会話で、”また次会いたい”という意思をしっかり伝えておこう。

これはGood dadの価値伝達でもあり、

また一夜限りではない、未来を推測させるメッセージであるため、

女子の建前の陥落の大事な一助となる。




以前も述べたが、女子は男を”選ぶ”性質がある。

安売りすることは価値の低下を連想させる。

そのため、簡単に身を預けたことは、基本的には女友達には言いたくないし、

何より自分も後悔してしまう。

そのため、もし”今日は良いかも”と思っても、建前でしっかりディフェンスが入る。

彼女が”この状況なら仕方ないな”と思えるだけの布陣をしいて建前を崩してあげる

ことはいろいろな戦略が必要だが、これについてはいつか述べたい。






一連の失敗例とその考察で、”口説く”という行為の

だいたい流れがわかってきた気がしないだろうか?



出会って、

男としてのGood gene/Good dadの価値を伝え、「魅了」する。

これにより、友達ではなく”男”としてデートに漕ぎ着ける。

デートにおいては、さらに魅了を強くしながら、「信頼関係を構築」する。

そして、適切なタイミングと適切な話題・振る舞いで「誘惑」の段階にギアチェンジする。


これが”口説く”という行為の正体であり、王道の流れなのだ。



ここまでお付合いいただいた読者の皆さんはお気づきかもしれない。

Good geneであることは必ずしもイケメンである必要はなく、

普段の努力と、その場の振る舞いで十分カバーできる。

逆に、長く付き合うことで、ボロは剥がれていく。



付き合うまで、あるいはホテルに誘うまでの時間は、

信頼関係を築くのに十分な時間さえあれば、短いほど良いのだ。



<参考文献>
下記は金融の世界で使われるリスクヘッジ方法やポートフォリオの組み方、統計学的観点を恋愛の分野に落とし込んだ”恋愛工学”の火付け役である著者による小説。

モテナイ男があるモテ男の助言を受けながら成長する様子が描かれており、
魅了・信頼関係構築・誘惑の各フェーズでの攻め方などがわかりやすく書かれている。

さらっと読めるので、恋愛工学初心者は一見の価値あり。




今後は、Good geneに見せるための日頃の努力であったり、

洋服の選び方、合コンでの振る舞いや、クラブでの声の掛け方、等について

考察と検証を合わせてシェアしていきたい。


2016年11月16日水曜日

口説き方 〜失敗例から学ぶ②:信頼関係の構築〜

前回と同様に、今度は別の観点での失敗例を考察したい。

”信頼関係”の構築の重要性である。



今度は、相手を”魅了”できている状態からのスタートだ。



<合コンで出会ったOLと>


純は社会人になり、最低限の身なりは気を使うようになった。

髪は月に一回美容院で切るようになり、爪や眉毛は日頃から整える習慣がついた。

少なくとも合コンやデートの際には、

ヒゲをはじめ、鼻毛や耳毛など、不潔感を出す毛は処理して向かった。

スーツも高くはないものの、セミオーダーで作ってもらったものを着た。

すると、少なくとも身なりを決めた日には小さな自信が湧くようになった。




自分への投資は、手間やお金がかかる。

その分、自分を大切にしている、とも言える。

自分を好きになることは、自信につながる。




そんな中、ちらほら合コンに呼ばれるようになった。

何度目かの合コンで出会ったのが、アリサだった。



好きな映画や出身の地域が同じだったこともあり、自然と会話が弾んだ。

見た目はそこまでタイプではなかったが、

自分でもわかるほど、好印象を与えられていると感じた。

合コン終わりの前に、こっそり連絡先を聞き出した。








LINEで何気ないやりとりを続ける中で、食事を打診した。

ふたつ返事で、あっけない程簡単に日程がフィックスされた。






そして週末の金曜日、お互いの職場が近い新宿で待ち合わせた。

待ち合わせ場所に現れたアリサは、合コンであった時よりも少し可愛く見えた。

純は下心があった。

相手は少なからず自分に気がありそうなことを感じていた。

こんな自分でも、ついに今日こそはイケる気がする!






友人に勧められた、小綺麗な飲み屋に、ふたりは入店した。

初対面での合コンでは自然と趣味の話で盛り上がっていたが、

今回は何を話そう?

思い返せば、女子と話した経験は少なく、女子が普段何をしているのかもわからない。

話題を探すことに必死になった。

今週の仕事はどうだったか、趣味は何か、とか当たり障りのないことを質問した。

単発で繰り出す話題は、あまり膨らむこともなく次々と終了していった。

正直、あまり盛り上がっていないことがわかる。

打ち解けられている気がしない。

そんな中で、二時間ほどして退店時間が来た。



だが、アリサは自分に気があるはずだ!

今日は攻めたい!

「ね、ねえ、良かったら、もう少し一緒にいてくれない?」



アリサは少し迷った様子だが、首を縦に振った。

アリサ「どこに行くの?」

純「いいから着いてきて!」



純は前日に調べていたホテル街へ足を進めた。

いざホテルの前に着いた時、アリサは悲しそうな顔でこう言った。

「そういうのは嫌だ」


出会った日にあれだけ見せてくれた笑顔は、冷たい軽蔑の表情に変わっていた。

ただひたすら、辛かった。





次の日以降、アリサからのLINEは帰ってこなくなった。




今回はワンナイトを狙った話になってしまったが、

例え最後の台詞が、彼女になってもらうための”誠実な告白”だったとしても

結果はNOだったろう。

焦っている様子が見え、ガッツいている男の一人にしか映らなかったろう。







では、何がいけなかったのか?

今回のポイントは”信頼関係の構築”ができなかったことである。




客観的に振り返ろう。




まず、前項で述べた”魅了”という点では、

少なくとも合コンの時点では合格点に達していたという前提で話を進める。




アリサと話が合って盛り上がり、お互い共感出来たこと、

また相手のタイプにちょうどあたったのかもしれない。

これらは運の要素も含んでいるが、

下記二点は確実に努力によるGood geneの加点項目である。

・身なりや服装などの清潔感に気を配ったこと
(少なくとも大きな減点は意識的に潰している)
・上記がトリガーとなり、自分に少し自信を持てていること



さて、ではデートの際の何がいけなかったのか。

待ち合わせに現れたアリサが合コン時よりも可愛く見えたのは、

化粧等に気合を入れてくれたのだろう。

この時点では”食いつき有り”のはずである。

ふたりきりのデートに来てくれた時点で、可能性はあるのだ。



しかし、食事中の会話がいけなかった。

上辺だけの会話しかできず、

お互いの距離を縮めるような効果をなしていなかった。

それに伴い、つまらない男として、Good geneとしての評価も下げてしまった。



アリサとしては純の人柄や、人間性について、

今ひとつ深いところは何も理解できなかったはずだ。

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例えば、自分がバイトの面接に合格し、初出勤したとする。

わからないことだらけだが、たまたま感じの良い社員がおり、

懇切丁寧に説明してくれた。

非常に良い人だ、このような人がいてくれて良かった、これから仲良くなれそうだ。

という印象を抱いた。



二回目の出勤でも、その社員と同じ時間の勤務だった。

まだまだわからないことだらけのため、話すことは仕事内容についてのみだ。

しかし、なんとなく気も合いそうだし、自然と今度飲もう!となった。


帰り時間が同じだったため、一緒に帰った。

途中で純の家の前を通ったところで、その社員がこう言った。


社員「ちょうど良いし、お酒買ってきて純くんの家で飲もうよ!」

純「え!?」


これから仲良くしたい気持ちはあった。

しかし、まだまったく距離が縮まっていない、信頼関係のない状態で、

不意打ちで懐に飛び込まれたので、驚きと相手の図々しさに呆れているのだ。



これと似たような状況なのである。

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二人の距離を縮め、信頼関係を気づくにはどうすれば良いだろうか?

例えば、二人が共感できる話題があるだろう。

合コンの時に盛り上がったのも、共通の趣味を見つけられたためだ。

兄弟の話や、学生時代の話なども、共通項を見つけやすい話題だろう。

その人の育った歴史や、家族構成を理解すると、相手をよく知った気になるものだ。

誰でも、仲の良い友達については、お互いが学生時代に何をしていたか、兄弟はいるのか、当然知っているだろう。




こうしたお互いの理解が進んだ時には、少しマイナスの自己開示をすることも信頼関係を深めるのに効果がある。

例えば、

「自分は今の仕事が好きで、全力で取り組んでいるだが、イマイチ部内の先輩のひとりと意見が食い違うことが多いんだよね。後輩だし俺が妥協すべきなのかな。」など

もちろん、女の子にモテないんだよね、といったよな、

Good geneさを損なうような自己開示は禁物だ。

自己開示をすることで、

相手は「(自分を信じてこんなことを話してくれている。こちらも何か話さないと)」

と感じ、自然とオープンになる。

一般に返報性の法則といわれるものだ。




このように信頼関係を築くことを心がければ、

二時間も食事を共にすれば

”魅了”でもたらした好印象が発展し、心の距離が十分縮まる。

もちろん、Good geneさとGood dadさは、忘れずにこのデート中いたるところで

さりげなく見せていこう。



こうして初めて、最後の”誘惑”の段階に移行する準備が整うのだ。






次回に続く




2016年11月14日月曜日

口説き方 〜失敗例から学ぶ①:魅了〜

”勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし”

松浦静山の剣術書、『剣談』より引用された、野村克也元監督の言葉である。






こと恋愛においても、実力以外の部分で、たまたま上手くケースは多くある。



ここ数週間のデートはなぜか盛り上がり、告白して付き合ってもらえた!

(が、時を重ねた等身大の自分はどうも相手に魅力的に映らず、ダメになった。)



意中の子と飲んでいたら、あれよあれよと言う間に、

気づいたらホテルにいた!



など。





マグレでうまくいくことがあるのは良いことだが、

相手の女子の”気まぐれ”や自分の良い部分が”たまたま”引き立ち、

実力でなく運で”勝った”場合は気をつけなければならない。






筆者は職業柄か、なにより再現性にこだわりたい。





たまたまうまくいった経験を踏襲したり、

同じくたまたまうまくいった他人のアイデアを参考にしたり、

これらはただの効果の確率的検証としてn数が増されるだけである。




再現性をこだわるなら、短時間でヒットする確率を確実に挙げるなら、

必ず原因がする、”負け”を正しく考察することだ。






筆者の過去のリアルな体験談を元に、

なぜその恋愛に”負けた”か、

を振り返る。









<大学生のサークルにて>


純は中学・高校と男子校で過ごした。

大学に進学し、とあるサークルに入った。

もちろん、夢にまでみた女子大生との甘い自堕落な生活に憧れて。





大学生活は自由だった。

一人暮らしを始め、親からの束縛はなくなった。

高校時代の生活指導の鬼教官もいない。

髪を切る頻度は1ヶ月おきから、次第に3ヶ月おきになった。

ヒゲや爪は面倒なので、手入れする方が稀だった。



高校時代には制服だったため、洋服はどこで買っていいかわからず、

いつ買ったかわからない、ヨレヨレのものを着まわしていた。

自分がイケてるとはとても思えないが、

それでもサークルの大多数の男と似たようなものだったので、安心していた。



一部の男たちが、サークルの同期のまとめ役を買ってくれ、

また飲み会の場で幹事を引き受けてくれる者もいたため、

その他多勢の男達とともに、安心して身を任せていた。



サークルの可愛い子は皆魅力的に見え、

飲み会の場では、なんとかして女子と話すことに躍起になった。






あっという間に大学の4年間は過ぎた。




ムラっときたり、酔っているときなど、

衝動的に女子をデートに誘ったが、

振り返れば、二人きりで飲みに連れ出せたことはほとんどなかった。





魅力的に見えたサークルの女子たちと付き合うことは、ついに叶わなかった。











<考察>

様々な修正すべき点があるが、つまるところの一番の問題は何だろうか?





今後”口説く”という流れを体系化するが、

その中の重要なパートのひとつである、

”魅了”が出来ていない。

これに尽きる。


Good geneさもGood dadさも出ておらず、

女子の恋愛の本能を刺激出来ておらず、男として興味を持たれていない。

良くて友達として認識されるレベルだ。


このようなオスとは、”絶対に子孫を残してはいけない”と囁くのがメスの遺伝子なのだ。

無意識の中で恋愛対象から外されているのだ。


ここを強く認識して頂きたい。





以降で細部を述べるが、あくまで重要なのは、上記のポイントだ。





言わずもがなかもしれないが、改善すべき点を列挙する。

<Good geneの減点項目>
・清潔感の欠如
 
 →髪や爪に女子がこだわっている様はよく見かけるだろう。
  
  自分がこだわっている部分は、相手のそれにも目が行き易いのは容易に想像出来る。

  付き合ったり、デートすると、触れる可能性がある部分でもある。

  触れたくない、と思われる男が果たしてGood geneと認識されるだろうか?



・ヨレヨレの洋服

 →これは自己管理能力の低さと、ルックスに関する大きな減点を導く。

  洗濯が正しくされていない様は、上記の清潔感に加え、意志の弱さを印象づける。

  自分を管理できない男の背後には、自然と親の保護の存在を連想させる。

  未だに親に守ってもらっているように見える男が、Good geneに映るだろうか?


  また、ルックスについては、良ければ良いに越したことはないのは言うまでもない。

  他の部分で勝負するのなら、尚更ここで減点を受け、足切りされるのは避けよう。

  清潔感のある年齢とTPOをわきまえた小綺麗な格好でいよう。

  (洋服については、筆者もこの失敗を機に勉強を重ねので、いつか紹介したい)



・他の男の後に従う行動

 →まとめ役や、飲み会の幹事などは任せっきりだった。

  他の強いオスに従うその他大勢は、Good geneとして輝いて見えるだろうか?

  人間の進化前のサルの世界で言えば、まさにハーレムを築くボス猿とその他だ。

  リーダーシップのなさは、Good dadとしての減点にもなる。

  この男は果たして自分と、その子供を守れるのか?不安になるだろう。


  
  このような人間関係については、まとまった時間を過ごしているため、

  関係の途中変更、キャラ変は非常に難しいのが厄介だ。



  その点では、初対面の合コンやナンパは、周囲の男との力関係が見えづらく、

  陰キャラだった人もその場の振る舞いに気をつけるだけで済む。


・周囲の大多数の男と似たようなものなのでOKという意識

 →これは男と女の種の保存における戦略を理解する必要が有る。
 (以前の投稿を参照されたい)

  本能的に男はバラまき、女は選び抜く性質がある。
 (法律上の制約や、道徳心の向上で、男も選ばざるをえなくなっているが)


  この性質上、

  男は一部の上位の者のみがモテることになり、

  女は平均でもそこそこモテる、という状況が生まれる。


  残念ながら、男は周囲と同じ、平均ではモテない(=Good geneではない)のだ。
 


<Good dadの減点項目>

・女子への無差別なアプローチ

 →女は感情を共有する生き物である。

  古来、狩りが役割の男は食料を確保するため、

  そしてなにより生きて戻るため、問題解決が何より優先だった。


  対して、女は洞窟に身を潜めて、周りの女と男の帰りを待っていた。

  集団の中で”浮く”ことは、村八分につながり、死活問題であった。

  そのため、女は問題解決ではなく、感情共有が優先だった。



  現代でも、その名残はある。

  当然、同じサークルで誰と誰が付き合っている、誰が誰を誘った、

  などという話は素知らぬ顔をしながらも、筒抜けなのである。



  自分以外の女子にもアプローチしている男が、Good dadの印象をもたせるだろうか?

  (しかも上記のようにGood geneですらないのに!)



  
以上

口説きの第一歩は、魅了することであることを忘れてはいけない。

次回の投稿では、魅了に次ぐポイントについて述べる。

口説き方 〜失敗例から学ぶ②:信頼関係の構築〜











2016年11月13日日曜日

Good geneとGood dadがそれぞれ求められる場面と比率

前投稿では、人間の本能に基づく、モテる男の特性を考察した。


結論は、

多くの女にモテており<Good gene>

それでいて特定のパートナーのみを守り通すこと<Good dad>

が出来る男が、モテる。




上記は、理想形であるが、たとえ両者を持ち合わせたとしても、

女に自分の持ちうるすべてを伝えることは非常に難解であるし、

その必要は決してない。



留意していただきたいのは、

場面によって、またそれぞれの女の性格・育った環境によって

Good geneとGood dadの求められるウエートが異なるということである。




女を口説くそれぞれの状況に応じて、Good geneとGood dadのアピール比率を調整する必要がある。



今回は代表的な場面と上記の比率について考察する。







<Good geneの要求比率が高いケース>
女が男に対して、生涯に渡る関係(多くの場合結婚)を想定しない場合である。

例えば下記の場合が典型的だろう。

・ワンナイトの関係と意識的、無意識的に割り切る場合(クラブナンパなど)
・女の年齢が低い場合(小学生、中学生など)


クラブでのナンパは、女も声を掛けられることに寛容になっている場合が多く、

一見、男からすれば声を掛けやすく、持ち帰りを狙いやすくも感じるかもしれない。

女側もワンナイトの関係を容易に類推するため、

いかに男が優れたGood geneであるかが求められる。

また、声を掛けてくる男の数も通常より大きくはね上がるため、

女の価値はインフレし、より高い位置からの容赦ない見定めが行われる。

そのため、一部のモテる男が勝ち、その他の多くの男は負ける。


クラブでのモテ方・ナンパの仕方については、別で解説したい。



また、女の年齢が低い場合の、同級生との恋愛においては、

浮気についての周囲を含めた経験が少ないため、実感がわかず

保護者としての経済的な力を同級生に求めることもないため、

Good dad部分への要求は必然的に少なくなる。

一方で、足が速い、顔が整っている、賢い、

といったわかりやすい部分がGood geneとしてモテる






<Good dadの要求比率が高いケース>
女が男に対して、生涯に渡る関係(多くの場合結婚)を想定する場合である。

これは、下記の場合が典型的だろう。

・女の年齢が高い場合
・お見合い



特に、年齢を重ね、女の恋愛経験が増えるにつれ、

浮気という現実を身近に感じるようになり、

また世の中を生きて行く上で、いかにお金が必要か、お金を稼ぐことが難しいか、

を実感するようになることで、Good dadを求める意識が高くなる。




とはいえ、それでもGood geneは本能的に捨てがたいため、

女の好みは、下記のような例のように多様化する。

・浮気は自分にバレなければ良く、家庭に影響を与えなければ許容する
(=その分、Good geneであって欲しい)
・浮気は絶対に許せない。冴えなく、モテない旦那で良いので、安定が欲しい。








伝えたいことは、

口説きたい女の置かれている状況により、Good geneとGood dadの部分をいかに見せていくか考えることが重要である。

ということだ。







クラブでナンパする際には、

クラブで価値がインフレしている女の戯言に動揺せず、

堂々と趣向を凝らした口説きで魅了し、

他の男と一味違うGood geneであることを見せつけることが重要だ。

それは、トーク内容からルックス、姿勢、視線の動き方など、すべてが採点対象である。

いかに一途で、女に尽くすのか、といったことは

口説き落とす最後の仕上げに添える程度で十分なのだ。







一方で、女側が真剣に恋人を見つけにきている社会人の合コンのシーンでは、

Good gene部分については、ルックスや身なりなどは最低限の清潔感があり、

減点されない程度であれば十分のケースが増える。

むしろ、いかに価値観や波長が合うか、だったり

さり気ない誠実なエピソードトークが刺さることが多い。

もちろん、Good geneの部分も採点に影響するのは言うまでもないが、比率の問題である




これを常に意識し、目の前の女を口説く際の戦略を誤らないようにしたい。




次の投稿では、いよいよ”口説く”ということの具体的な流れについて考察していく



2016年11月11日金曜日

恋愛を科学的に考察する〜モテる男の本質〜

前投稿で、人間の恋愛の本質について述べた。



  -女は、より優れた遺伝子<good gene>を選び抜く
  -女は、自らと自分の子供を男に守れる男<good dad>を求める



それぞれについて、より具体例を用いて理解する。




Good geneとは?


生物の生存目的は種の繁栄であるという前提に基づくと、

後世に残り、繁栄する遺伝子が優れた遺伝子である。

男女の間に産まれた子供は、当然、親の特徴を引き継ぐが、

その子供が同様に優れた遺伝子を捕まえ、これを繰り返すことが本能的に望まれる。





現代において、

モテる男のわかりやすい特徴を挙げると、例えば

・イケメン
・背が高い
・高学歴


などがパッと思い付くだろう。

ルックスが良い、あるいは知能が高い、という特徴もつ男は

産まれた子もそうなる可能性が高いことは容易に類推できる。



なるほど、、子供もモテる可能性が高くなり、自分の遺伝子は目的通り続いてゆくだろう。



しかし、これはあくまでone of themである。



本質は、モテる男の子供は、モテる可能性が高い=良い遺伝子、ということである。

イケメンであることや、背が高いことは十分条件であって、必要条件ではない。

武器にはなるが、極論すれば、必要ない。





モテるようになるためには、モテることで遺伝子の優位性を示すことが必要なのだ。

これは途方もない事実に見える一方で、現実的な戦略を導く重要な糸口である。




身近な例を出すと、

世にイケメンは多くいるが、最も多くの女に黄色い歓声を浴びるのは、

”今流行りの”俳優や歌手である。

男から見たら、「V6の長瀬くんの方がどう見てもカッコイイだろ。。」と思っても、

自分以外の女からモテまくっている男が、女から見れば優れた遺伝子に見えるのだ。

女が流行に敏感な性質をもつことも、この点からうなづける。





この傾向は、女の年齢が高いほど明確になりやすい。

これは、その成長の段階で、様々なタイプのGood geneを見てきた経験による。

一方で、若い女(例えば小学生)は、人生におけるGood geneのサンプル数が少ないため、

わかりやすく、足が速い、顔が周りより整っている、賢い、といった点を

Good geneとみなす。


当然、本ブログ読者の皆様の恋愛対象は成人女性であるはずなので、

”モテる”という特徴によってモテることが王道なのである。






もう一点、Good geneとみなされるために、不可欠なことがある。

前項でも述べたが、文化的な生活を手にいれるまでの数十万年、

女は立場が弱く、男の庇護が不可欠だった。

気に入らなければ、男は力で女を征服出来た。

当然、女の顔色を伺い、媚びることなんてありえなかった。


また、男は消耗品であり、大人になるまで生存し続けること自体が、価値となった
(=good gene)。


裏を返せば、大の男が、女に媚びへつらうことは、異常なのである。


女はそのような男を見ると、反射的に欠陥のある弱い遺伝子とみなす。

無意識的にも、このような男と子供を設けることは絶対に避けることを本能が囁く。

もちろん、現代においても絶対に避けなければならない。

これはGood geneであることの最低条件である。
















Good dadとは?

命の危険が常にある時代、産まれた子供を育てるために、女は男の庇護を必要とした。

浮気をされ、見捨てられることは母子ともに命を落とす自体を引き起こす。


他の女に目もくれず、自分とその子供を守れる男がGood dadである。



現代においては、日々の生活における命の危険こそなくなったため、

経済的な援助の要素が主である。








女はGood geneとGood dadを求めると冒頭で述べたが、

鋭い読者はこの二つが相反することにお気づきだろう。



モテる男は、当然、他の女も魅了するし、誘惑も多い。

そのため、女の好みはGood geneとGood dadの間で揺れ動き、好みは多様化する。


イケメンは苦手、普通で浮気しない人が好き、などの意見は案外よく耳にするだろう。





以上をまとめると、女が本能的に求めるGood geneとGood dadを兼ね添える男は下記の特徴をもつ。

・女からモテる
・女に媚びない
・浮気せず、女とその子供を生涯にわたって守る



わかりやすい例で言えば、下記の①は最高のアプローチである。

モテている男が、自信を持って、他の女に目もくれず、アプローチしている。


①「(他の女にもモテているんだけど、)君だけを見ている、君に振り向いて欲しい」




一方で、下記②は一見、誠実とみなされることが多いが、最悪のアプローチである

モテない男が、自信なさげに、忠誠を誓っている。

Good dadの部分こそあれ、Bad geneであることがありありと伝わり、女は本能的に拒絶する。

②「(誰にも相手にされないんだけど、)君だけを見ている、頼むから君には振り向いて欲しい」


モテない男の多くは、誠実さだけを押し出したGood dad特化の②のアプローチをしてしまう。

大切なGood geneの部分が欠如している。

これでは魅力的には映らない。少なくとも相手が妥協しない限り。

優しいだけの男がモテないのはこのためである。





<オマケ>
不良はなぜモテる?

不良は、教師に反抗する。

周りの男子が親や教師の傘下にいる中で、教師に反抗する様は、自立の印象を与える。

自分の女を、敵においそれと渡さないGood dadの部分が感じられる。

また、人に媚びない態度は、Good geneの部分を匂わせる。




結論:モテるためには、他の女達にもモテて、それでいて浮気せずに特定のパートナーのみを守り通すことが求められる


自分はもう無理だ。。。と思わないで欲しい。

目指すべき姿が明確になったことで、

モテたくば、少なくとも

”いかにも上記のような男である”ように振る舞えばいい話であるとも言える。




イケメンである必要がないこともわかったのだ。

戦略をたてよう。









2016年11月9日水曜日

恋愛を科学的に考察する〜戦略立案の土台〜

恋愛巧者になることを目的とした場合、

そもそも恋愛とは何か、を理解しなければ正しい戦略は立てられない。



恋愛とは何か?


特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと」(『新明解国語辞典』(第7版)より引用)


非常にロマンチックで聞こえはいいが、これだけでは攻めどころがわからない。

戦略立案のヒントを得るため、科学の見地から考察する。

科学の視点から言えば、恋愛は子孫を残すための本能に基づく感情である。



長い人間の歴史を振り返ることで、

種を繋ぐために、男女が本能的に求めていたものと、その違いが明確になる。

長文になるため、要点は最後にまとめるので、時間のない方は流してほしい。


ただし、本内容を理解し、しっかり腹に落としているのといないのでは、

女性にアプローチする上で雲泥の差が現れると断言したい。





19世紀、ダーウィンが「種の起源」を著した。

ダーウィンの提唱する自然選択説は、

厳しい自然環境が、生物に無目的に起きる変異(突然変異)を選別し、進化に方向性を与えるというものであり、今日でも強く支持されている。

人間が猿から進化する過程のなかで、”恋愛”が生まれたことになる。

では、この進化の過程はどのようなものだったか?





猿から進化を重ね、いわゆる現代人であるホモサピエンスが誕生したのは

約25万年前と言われる。




他の生物と同様に、種の保存欲求は当然働く。

男の精子は非常に安価であり、大量に生産され、バラまくことが最も効率が良かった。
(今でも男が浮気しやすいのはこの本能のためである)

女の卵子は非常に高価である。

時間をかけて作られ、月に一度、正しいタイミングでのみ生殖は成功する。

女は生まれた子供を育てるため、自由度が下がり、母子ともに死のリスクを抱える。

当然、女は子供を設ける相手の男を慎重に選別するようになった







猿から進化した人間は、知能が発達し、洞窟に隠れ、火を扱うようになった。

しかし、依然として死は常に隣にある。

常に猛獣から身を隠し、人間同士の争いも絶えない。

いざこざがあれば殺し合い、欲情すればレイプが横行する。

女は、力の弱さから必然的に弱い立場を強いられる。


男は戦う一方で、女とその間に出来た子供を守るようになった。


生物として当然持っている生存欲求と、自らの子供を守る種の保存欲求に基づき、

女は、男に身を守られることを強く求めた。

猛獣や他の部族の男たちの襲撃時に、女を置いて逃げる男と一緒にいては、

母子ともに命も落としかねない。

何としても避けなければならないのである。




ここまでをまとめると、人間の誕生初期は下記の本能に基づいて行動していた。

男女ともに、生物として種の繁栄を目的とした本能が働く
  -男は、数をバラまく生殖行動をとる
  -女は、より優れた遺伝子<good gene>を選び抜く
  -女は、自らと自分の子供を男に守れる男<good dad>を求める


25万年前に誕生してから、文化的な生活が始まるここ数百〜数千年に至るまで、

長い間、この本能をベースに行動していた。

そう簡単に変わるものではない。

この種の保存欲求こそが人間の恋愛であり、

男女がお互いに求めるものが大きく異なることがわかる。







平和になった現代では、命の危険は無くなった。

女は守られる必要はなくなり、男女平等を口にするものも現れ始めた。

それでも、本能は変わらない。

この点を今後は常に留意して欲しい。






この考察に基づいて、

次項では下記について明らかにしたい。

・なぜ不良はモテたのか
なぜ優しいだけの男がモテないのか
・どうすればモテるのか





【参考文献】
リチャードドーキンス著